★百円均一粘土各種の使い分け
~「刀剣乱舞」加州清光のイヤリング・大倶利伽羅のタグペンダント・文豪ストレイドッグス中島敦の虎手・ゲットバッカーズのマクベスのペンダントより
十庫都です。今回は、小道具の中でもペンダントやイヤリング・爪系など身に着けるものについて紹介します。1番お手軽と思っているディスカウントショップの粘土各種を使って比較してみました。
材料:メインは樹脂粘土 石粉粘土 ともに ダイソー 100円
金具の先端を樹脂粘土に埋めて、ざっ くりへ整形して、ひたすら微妙に色素が 変わったように見えるまで乾燥させました。透明度が出てきて見える変わり方でした。(実際の色の変化を撮影しましたがあまり変わって見えませんでしたので割愛)
どちらも乾燥前に金具をしっかり全体の半分くらいは埋めてしまえば振っても取れそうになりませんでした。
(これは撮影できなかったので、代わりに敦の虎手の爪の写真です。こちらも樹脂粘土です。)
これが後々⇒こうなります。
乾燥時間について本来は3日ほどで良いらしいのですが、冬は寒くて、ヒーターを使用しても6日以上かかりました。
粘土が乾燥したら、イラスト通りに形を整えられるように下書きするのですが、これ、ただの鉛筆でも下書きできました。もちろん石粉粘土もです。写真は石粉粘土で制作中だった奪還屋ゲットバッカーズ「マクベス」と刀剣乱舞「大倶利伽羅」のペンダントです。
樹脂粘土の乾燥後は彫刻刀で 線が立体的になるように少しずつ削ってみました。
反発力を少し感じるくらいで、石粉粘土より削りにくく感じるものでした。
石粉粘土は乾燥完了後にサクッという感じでサクサク彫れましたが、細かい削りくずも沢山でました。細かく削ろうとして、乾燥が甘い部分を余分に削ってしまうこともありました。
その例が下の写真です。最初は樹脂ではなく石粉粘土で作ろうとしたんです。でも立体像を彫るレベルの彫刻はハイスペックがいりました。
むしろボロボロになりました。
僕は樹脂粘土で落ち着きました。
素人が立体系彫刻をする時は、商品に書いてある通りアクセサリーに役立つ樹脂粘土から始めた方が良さそうです。
大きい像を作るならともかく、小物系を石粉粘土でつくるのは素人には難易度が高いようです。
下は石粉粘土で作れたペンダントです。彫れはしましたが少々わかりにくい可能性を秘めていたので、上からホットボンドでなぞってあります。
石粉粘土は全長5㎝以上のものであれば作れると思わせてくれる彫れっぷりでした。
加州のイヤリングの飾りは全長3センチないくらいです。
樹脂粘土の彫り加減は、小学校教材用のものもこれくらいの力必要だったも・・・くらいの感じです。そのかわり削りくずはほとんどでませんで、余計なところまで削ってしまう心配はほとんどないです。指はけずってしまうかもしれません。抵抗があるだけに、スっといってしまいそうにはなりました。
乾燥しても触り心地は柔らかそうでした。固いは固いです。プラスティックと同じ音がします。ただ曲がりもします。折れはしませんでした。
削った粗い部分ができたのでヤスリで磨きました。細かい目のヤスリであれば何でも滑らかになるようです。余計に傷つく事はほとんどありませんでした。光にかざせばあとが光ってみえるなあ程度のものです。
僕は商品の説明に従い、金物より柔らかい素材用のものをダイソーで購入して使用しました。
ちなみに石粉粘土は乾燥前に水分を付けて毛が立たないように滑らかにしてしまうと乾燥後も滑らかでした。それでも荒く感じる人はヤスリで削っても大丈夫でした。細かい粉を吸わないように注意は必要です。煙くなってしばらく嗽いしました。
着色をしようとしたら、特に塗布もスプレーも問題なかったので、何でも使用可能と思われます。これはどの粘土にもいえました。
ゴールドスプレー塗布した加州清光のイヤリングです。
ゴールドスプレー後の大倶利伽羅のペンダントとシルバースプレー後のマクベスのペンダントです。
まとめ
どの100円均一店も樹脂粘土と石粉粘土では売られている量が格段に違います。
石粉粘土は木が木粉粘土と同じくらい売られています。ある所はあぶら粘土も同じくらいに売られています。「薄めの煉瓦」大と言えるでしょう。
樹脂粘土はアクセサリー向きだからかチューインガム程度の量しか売られていませんでした。
しかも暖かい状態では乾燥が石粉粘土より早くて、コネにくくなるので、違いがすぐに判ります。
素人が使う時は、5㎝以上でリアル感が必要でない物ならば石粉粘土で十分可能です。リアルに削りたい時は小さい物であれば木粉粘土や油粘土がまだ良さそうでした。僕的にはそっと綺麗に削りやすかったです。
5㎝未満のアクセサリーレベルであれば樹脂粘土の方が綺麗に作れます。彫る時はスパンッと皮膚をやっちゃわないように要注意です!
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