鎧と籠手(こて)を作ってみました~刀剣の大倶利伽羅・加州より~

この記事は約3分で読めます。

 

鎧と籠手(こて)を作ってみました~刀剣の大倶利伽羅・加州より~

今回は鎧によくある紐が通された腰の部分や籠手(こて)といい、両手を守る防具を作りました。その記録を公開します。

2種類作成した記録のため、総まとめで説明します。

まずは(僕の記録の腕により多少抜けている工程はありますが)順序通りの下の画像をご覧ください。最初は鎧の腰回りで最後が籠手です。

 

簡単に工程を説明します。

必要なものはざっくりとこんな感じです。

・曲げたなりに形を保っておける素材

丈夫そうな見た目の部分には・・・

5mm以下の厚紙や発泡系ボードなどで、ハサミ、安全ピンなどで加工しやすいもの

手袋感覚程度に見える部分には・・・

百円ショップにもあるテーブルクロスや布製品

・基礎になる上の素材の色を変える場合の色素材

ここでは紐部分以外はスプレーで着色しました。

後から考えたことですが、これは布や合皮(フェイクレザー)や包装紙、場合によってはアルミホイルも使えます。アルミホイルは折りたためば曲げても簡単に破れなくなります。その方が乾燥させる時間は必要なく、綺麗に仕上げやすいようです。

・加工の道具

ここでは色々使いました。よく切れる黒刃カッター、ハサミ、ベルトに使う穴あけ工具、飾り用ピンです。

段ボールやEVAシートを基礎に試したのですが、厚みがあり過ぎと弾力があり過ぎる素材で、穴を開けることには苦労したのです。

キリがあればどのような素材でも形を整えたり紐穴を作ることに苦労しなかったように思います。

・紐

10Mくらいないと特に鎧の一部は全く足りませんでした。コストを考え百円ショップの毛糸を使いました。

・ものにより金具と打ち込む専用土台→加州の籠手は金具が描かれていたので。

必要な色がない場合はスプレーで着色しました。

・鎧の腰回りの飾りを重ね合わせる繋ぎ物

ここではホットボンドを使いました。

今考えると通し紐で結び繋げる方がリアル感があっただろうな、、です。ホットボンドでくっ付けたものの巻き付けると形が固定され過ぎて若干両足を動かしにくかったです。

・メジャー

・紙になる厚紙

ここでは方眼紙を使いました。

・ペン類

これだけのものを作りたい鎧籠手のイメージに合わせて準備します。

作り方・・・

1:イメージと使う人の体が合うように厚紙やメジャーなどで大きさを測ります。

2:測った大きさに合わせて型紙を作ります。

3:方眼紙に測った大きさを描き、紐を通す部分の配置をイメージに合わせて描きます。

4:線に沿ってひたすら切ったり穴を開けたりします。

5:できた型紙を基礎の素材に当てて穴や切れ目をなぞります。必要分だけなぞります。

6:色素材を使用します。着色するなり張り付けるなりします。場合によっては縫い付けもありです。縫い付ける場合は厚紙以外の素材を基礎にするとよいでしょう。

7:穴にイメージに合わせて必要な色毛糸を通します。ただの飾りになる部分はその場で玉結びしますが、鎧のパーツを紐で結び付ける時は、その箇所に当てはまる部分の紐は重ね合わせたいパーツを巻き込むように通して結びます。

籠手の飾り部分は縫い付けるなりボンド接着するなりするとよいです。

ものによっては金具がついている防具があります。色素材を基礎素材につけてから打ち付けます。そして防具の周りが布や皮などでコーティングされている場合はそれを最終の仕上げにします。

これで完成です。

 

まとめ

必要物の紹介のところである程度書きましたが、思いつくままに作ってみて思いました。時にはスプレー着色も有効だけど、一番頑丈にできるのは縫って作る方法かもしれません。コスプレで2回使用して壊れそうになっています。素材選びも今思えばもっと加工しやすい素材は家中もしくは百円ショップ中にありますよね。うん。次に作るときはもっときれいにつくれるようにしたいです。

 

 

 

コメント