「コスプレイヤーの9割がしていないやり方みたいです」技術開発情報発信

コスプレ活動で見つけた技術や商品情報をまとめています。
雑誌やネットのやり方が通用しなかった僕が色々試して成功したテクニックと商品を紹介しています。
コスプレイヤーの9割がしていないやり方みたいです。
僕はコスプレを通して「これやってみようか」「できるんじゃない?」の発想力とチャレンジ精神を得ました。
その発想力とチャレンジ精神はいつも僕を助けてくれます。
きっと皆さんにとっても日常や社会生活の助けになります。
このサイトで「自分もできるんじゃない?」と思ってもらえますように。

★安倍泰明★

この記事は約7分で読めます。
「遥かなる時空の中で」より

手先が不器用な僕用に結い方をデザインしてみたよ

ここで使った方法は・・・

1:ストパ  → 2:スプレー  →  3:ブロー  →  4:ブロッキング 
5:ワックス  →  6:サイドアップ → 7:サイドバン → 8:バランス     
9:スタイリング   →  10:コーティング  
                    

だよ🌟 

気になるワードをクリックしてみてね❕   
(・・・・・挙げてみたら結構多いなぁ~💦そして他のキャラにも使っているものがあるなぁ~)

1:ストパ(ストレートパーマ)

見た目が乾燥したてのボサボサで、なおかつロングヘアにより絡まりやすさがあったため、ヘアアイロンをサッサッと当て、髪の流れを正しました。毛先までまっすぐにしました。

(正すことが目的のため、髪がしな~とするほど当てていません

2:スプレー(ウエットカットのウエットのみ)

スタイリングで一番難しい(と僕が感じている)前髪からつむじまでの範囲を、スタイリングしやすくするため、その範囲の根本に、寝ぐせ直しスプレーをかけました。

お風呂上りの髪ほどになるまで濡らしました。これでもともとの形を無にすることができました。

3:ブロー(ドライヤーを当てる)

熱で髪を柔らかくし、根本を立たせるために、前髪からつむじまでの範囲を、前髪から順に、根本から吹き飛ばす感じで、ドライヤー(温風)をあてました。

ウィッグは、前髪からつむじにかけて布に人工毛を縫って作られているものがあってリーズナブルなんだー(高いものは人工頭皮に植えられているものがあるよ→参考までのサイト情報)

僕はそんなお求めやすいウィッグを使っているんだけど、人毛と違って根本から毛が立つことがないから、そのままスタイリングしても不自然に感じてたんだー。被られ感もあって💦

自然のヘアスタイルに見せたくて、今まで見聞した美容師さんがよくしていた2と3を取り入れてみたよ🌟

4:ブロッキング

前髪からつむじまで根元からフワッとなったところで・・・

キャラクターのつむじと同じ場所につむじを作る、前髪を分ける、横髪を作るなどのため、コームなるクシ(以下クシ表現する)の尖った部分で、3で盛り上げた髪を部位分けしました              

(クシがあったから使いましたが、指でもできました)

5:ワックス

髪をまとめやすくするため、ウィッグ全体を、寝ぐせ直し用スプレーで、お風呂あがりの髪ほどに、濡らしました。        

(乾く度にかけるとより一層、ワックスより弱い感じでベタベタして、まとめやすくなりました)

2を水でしようとした時に、家に使えるスプレー容器がなくて💦
たまたま以前購入して時々使っていた寝ぐせ直しスプレーがあったことを思い出して使ってみたんだよね~💡                          

体感速度30分くらいで水っぽさがなくなって、まだ欲しいと思ってかけてを繰り返して・・・

気が付いたら髪の質感がジェルやクリームタイプのワックスをつけた時みたいになってたんだ~。

寝ぐせ直しの成分にアミノ酸系が入っていたし❕(「たんぱく質だから指で直しが効く程度に固まってくれたのかも」と思ってる)

ウィッグのケアには良くないと書いてあるけど、スタイリングには使えてラッキーだったよ~
「固め始めたのにもうずれてきた~」と焦ることなく丁寧にスタイリングする余裕ができたよ~。

6:サイドアップ

ヘアゴムを使い、キャラクターと同じ位置で髪を一つ結びし、簡単にを作りました(輪=お団子)

7:サイドバン(飾り紐風)

輪を作って余った分の髪から、キャラの髪型と比べて余分に感じる量をとり、そのまま両手でネジってロープのようにしました。

そのロープを、先に作った輪の周り(ゴム元)にある毛と毛の間に、縦横無尽に通しまくりました。

「これ以上は枝毛が出る」というタイミングで、残った毛先をお団子の根本にテキトーに収納しました(指でグイグイとツッコみました。お団子の中がギッシリのため摩擦が生まれて意外と外れませんでした)

このあたり、最初はダイソーとかに売っているカンザシのような道具を使ってたんだけど、僕が不器用だから、あちこち引っかかったり、髪の長さを考えられなかったりして手間取ったんだ~面倒になってきちゃった💦

そんな時に一度だけその道具を持つことを忘れて髪を紐結びのように髪の中にツッコんでしまったんだ💦

一瞬焦ったよ‼ヤバい!絡まる!ってなったよ‼

ところが!絡まるどころか、軽く引いただけでツルツルツル~と解かれてくれたんだ!

よかった~と思うと同時に、これは髪さえまとまった状態で巻き付ければそのままお団子にできるのでは💡となりやってみたらナントできちゃったんだ~🌟

人工毛がツルツルの絡みにくい髪質だったからだよね~業者さん~(人”▽`)ありがとう☆

8:バランス

改めてウィッグ全体を確認し、枝毛が出ている、納得がいかないなどの部位があれば、クシをサラッと通す、クシを毛に立ててポンポンと毛の引き締めをゆるくし、盛り上げるなどして滑らかな見た目を目指しました。

これはアシストウィッグさんから学んだよ🌟

9:スタイリング

納得できたところで、形が崩れやすい毛先や前髪のカール、横髪(フェイスライン上来る髪)にハードワックスを付け(特に指先に付けて毛先を丸めた)、ドライヤー(温風)で速乾させました(速乾の方が強く固まります)

この時、風がある時の撮影でヒラヒラとなびいて欲しい部分は何もしませんでした。  

これは割とどこの雑誌でもネット検索でも出てくる情報だよね

10:コーティング

ウィッグ全体のバランスと細部の出来栄えに納得できたところで、水に溶かしたノリを塗り、再度ドライヤーで速乾させました(これでどのような収納でも崩れない固さを獲得しました)

これも割とどこの雑誌でもネット検索でも出てくる情報だけど、歌舞伎のウィッグの固め方がまさにデンプンから作られた糊らしくて。
自然素材が一番髪を傷めないし、元に戻しやすいと評判だったんだ~。

コスプレ界ではボンドを使っている人もいるようだけど、僕は末永く1つ1つのウィッグを大切にしたいし、素材に優しい糊で良いかも🌸

で・・・

結果こうなりました❗

僕の感想

初めてこの髪型にチャレンジした時は、成型してからバラエティショップなどに販売の着色スプレーを使って緑にしたのだけれど、スプレー1本では足りずキレイに染められなくて、ある程度は諦めていました。

今回のものは着色料(2020年コスプレ専門店アシストウィッグさん販売)で染めた上で結いました。

先に染めた方が見た目がキレイにできて嬉しかったです。

紐飾り風結びのところは少し大変だったけれど、我ながらよく似せられているのではないかと!

振り返ると、アクシデントや面倒家な性格、実験してみようとする行動力、思いつきのおかげで、ウィッグ加工の芸が増えている気がします。

特に結うところは、使う物がヘアゴムと自分の手指だけのため、慣れると非常にお手軽な方法ではないかと思いました。

これは人工毛の特徴によるところもあり感謝ですね。

ちなみに・・この作り方は6時間前後かかっています。

コスプレイヤーズアーカイブをはじめ、様々なコスプレ情報の中で、僕と同じように1つのウィッグで作れるだけのお団子を頑張ったレイヤーがいれば、使えるだけの道具を使い、頑張ったレイヤーもいました。

世の中には「バンズ」というポイントウィッグがあり、すでにお団子になっている商品もあります。後述のレイヤーはこのような商品を活用しているレイヤーのことです。

このキャラクターの設定上、時は平安時代。自分の髪であの髪型にするしかない時代です。僕はそのようなところも再現したくてやってみました。ここまで来られて本当に良かったです。

しかし、僕の方法はウィッグ加工に時間がかかる方法であることは間違いありません。今以上に手慣れたならば速度が上がるかもしれませんが・・・。

時間短縮を望むならば、あらゆる商品を活用した方が圧倒的に早く仕上がると思います。

そのようなところが今後の課題になり得ると思いました。

追記

さて・・

このブログを書くにあたり、方法の名前は、理美容系の統一専門用語があれば伝わりやすいと考え、必死に探しましたが、「これぞ!」というものがありませんでした。

理美容師のブログなどでよく使われていた表現を採用してみました。

ある程度の間違いはご容赦ください。

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